氷の会長




「この際だからハッキリ言うから」

「な…………何ですか?」






思わず引き下がる俺





「あんた達親子なんだからもっと親子らしくしな。今の関係は借金をかかえた男を追いかけ回すヤクザって感じ」

「だから親子らしくとか無理で」

「じゃあ大人しく金を渡すの?」

「それは…………」

「馬鹿馬鹿しい」





この状況で言い捨てる詩或をクラスメイトは小声ですげぇと称えていた







「あなたも。自分のお腹痛めて生んだ子供でしょ?それならもっと愛を注ぎな。あなたが愛してあげないからこんなひねくれた性格してんのよ」





え?

俺ひねくれた性格してんの?






「まぁ、母親以前に1人の大人としてきちんと働きなさい。親のすねかじるとはちょっと違うかもしれないが

息子のすねかじって恥ずかしくないの?」

「何なのよこの子」

「話を反らすな」

「私の勝手でしょ!?どう生きようが」

「あなたの勝手に他の人を巻き込むな。例えそれが息子だとしても」





詩或の言っていることは正論で


俺も

クラスメイトも

母親も


授業をしていた先生でさえ黙ってしまった