「ふふっ…………面白いこと言うのね」
「…………っ」
「あなたがそのつもりなら」
あいつは笑って
「私、手段選ばないから」
冷たく言い放った
大人しく引き下がる訳ないか
そういう奴だ
分かっていたことだ
「…………詩或は関係ない」
「あなたと関係してるなら私にだって関係あるわ」
「は?」
「あの子が架也の財布を握っているのかしら」
「あ?」
「それなら架也に用はない」
まさか
「さよなら」
やばい
あいつ
詩或の元に行くつもりだ
追いかけなきゃ
なのに
こんな時に限って朝に飲んだ痛み止の効果が切れて
身体が痛みで上手く動かねぇ
くそっ!!



