氷の会長




翌朝

目が覚めて初めに視界に入ったのは詩或の寝顔





幸せだ




結婚したら毎日こんな感じなのか


早く結婚したい






「ん…………」

「おはよう」

「ん…………ょう」





寝惚けているのかおはようさえ言えていない


「身体平気?」

「腰が痛い…………」

「ハハッごめん。頑張り過ぎた」

「あんたも私も動けないとか最悪」

「そうだね。今日は2人でずっとベッドにいよう」

「死ね」






詩或は無理矢理身体を起こし着替えて朝食を作りに部屋を出た





俺も起き…………

痛ってぇ!!




何これ!?

あり得ねぇほどの痛みが走る




昨日は痛くてもヤッていたからなのか痛みなんて忘れていた



だけど今は昨日飲んだ痛み止なんて効いているハズもなく全身痛い






「朝は洋?和?」

「洋」

「何食べたい?」

「詩或」

「トースト、サラダ、スープね」

「あー、コーヒーも」







さらっと俺の言葉を流し詩或は再び部屋から消えた





今日は大人しく寝ていよう


それから

社長とマネージャーには連絡しないとな




しばらく仕事出来ねぇし





あと李希沙にも謝って事情を話そう




あー叶瑠さん達にも連絡しないとな…………








「詩或~」

「何」

「毎日キスして
毎日好きって伝えて

母親の件が片付いたら」







俺はもうお前を手離すつもりは全くないから








「結婚しような」

「あんた次第ね」







覚悟してね?






「とりあえず明日斗さんに半殺しされるか」

「お父さんが許すとは思えないけど」

「頑張るよ。どうせ結婚したら皆家族だろ?家族なら仲良くしたいから」

「それならあんたも母親と父親と仲直りすること」

「…………それは無理だろうな」





あいつと和解なんた一生出来る気がしない