氷の会長




「お前の父親あの…………明日斗さんなんだな……」




もう驚けない


あの父親からあの息子なら理解出来る





「ちなみに…………母親って……何してる?」

「母?専業主婦」






母親は普通の人なんだ…………

ホッと安心した俺が馬鹿だった





「これ、叶瑠の服。使って」

「えぇ!?叶瑠さんの!?いやっ…………それは緊張す…………」




「しぃちゃん!!」




再び扉を開けたのは




「うん…………やっぱり普通な訳ないよな」

「わぁ~本当に昴架也くんだ!!」





今でも歌姫の代表はこの人と言われるほどの元大物歌手



「一依(いちい)さん………………」




こんな大物の家族なんだ

母親も大物だよな




て、ことは




「お前ももしかして何かしてるのか?」

「残念だけど家族で芸能界に入ってないのは私だけ」

「そうか…………」





会長も見た目は良いから芸能界入ってんのかと思った



こいつだけ一般人か



なんだか安心した




「とりあえず着替えて」

「あ、あぁ」




緊張しながらも叶瑠さんの服に腕を通した