そして1週間ぶりの詩或の帰宅に
「「「「しぃ~!!」」」」
初瀬家は大騒ぎ
「架也!!よくやった」
「いや…………俺は何もしてないです」
「それでも、架也が傍にいてくれたからしぃは戻って来た」
「叶瑠さん…………」
「ありがとう」
「…………俺、詩或の為に絶対恭を抜きますから」
叶瑠さんにそう宣言したと同時に
「架也くん…………ちょっと」
一依さんに呼ばれた
2人で皆のいるリビングから離れる
そして一依さんと明日斗さんの部屋
「あの…………」
「架也くんはしぃが好き?」
そういえば一依さんと2人で話をするのは初めて
なのにその会話がいきなり詩或のこととは……
「架也くん?」
「あ、はい好きです」
「ほんとに?」
「はい。このまま詩或のことを誰も知らないところまで連れ去って誰の目にも入らないように閉じ込めておきたいほど愛してます」
「やだぁ…………監禁は駄目」
「そうっすね」
何、好きな人の母親にこんなこと言ってんだろ
マジ馬鹿か俺
「それなら安心」
「え?」
「しぃは男運ないから…………兄達のせいで周りから虐められて、好きになった男には利用されて」
「あはは…………」
確かに……
男運ねぇな
「やっとしぃもいい人と出会えたみたいで安心したの」
「はあ」
「架也くん」
「はい」
「しぃのことお願いね」
「勿論です」
誰に何と言われようが俺は手放すつもり無いからな



