氷の会長




架也side




詩或が目の前にいる

1週間ぶりだ…………




その姿は痩せたと言うより






「詩或。皆心配してる」

「…………分かってる」

「おいで」

「…………い……けない」

「詩或」





何が詩或を引き留めるんだ

恭…………お前一体詩或に何をしたんだ






「元カレ君はさっさと帰りな」

「元カレじゃない」

「そっか。付き合ってすらないか」




恭は笑い俺はうっすら笑みを浮かべる




「そう。付き合ってすらない。俺達は付き合わない」

「は?」

「詩或は俺のお嫁さんになる予定だから。別に付き合わなくてもいいんだよ」

「てめぇ」

「ふふっ」







俺達の口喧嘩にまさかの詩或が笑った




笑った!?


え、ちょっなにそれ不意討ちすぎ!!

つか可愛すぎだろ!!





「詩或?」

「はぁ…………馬鹿らしい」

「「え?」」

「恭も…………架也も」



今俺の名前呼んで…………


うわっ


すげぇ嬉しい