「ほんと双瑠くんが言ったみたい」
「え?何がですか?」
「産まれたての鹿だね」
「皆さんまでそんなこと言うんすか」
「あはは」
打ち合わせはここまでか
えっと…………次は
「おいガキ」
「あ……明日斗さん」
「行くぞ」
あう~痛い
明日斗さん…………痛いっすよ
明日斗さんに引きずられ新人育成をする撮影スタジオへ
そういえば明日斗さんの仕事姿って初めてだ
「「「ちわーっす」」」
すげぇ……
皆頭下げてる
そりゃそうか
あの大物俳優だしな
「すげぇ!!見ろよ昴架也!!」
「俺ファンなんだよ!!」
おぉ…………俺もなんか頭下げられてるし
「俺は恭さん派だから」
「俺も」
だけど皆が皆俺のこと好いてくれる訳じゃないし……
「始めるぞ」
「あの…………俺は?」
「あ?あぁ……お前は」
「俺は?」
「指導しろ」
え?
「無理無理無理!!俺、そういうのしたことないです!!」
「ガタガタ言うな。潰すぞ」
恭より怖い
明日斗さんを敵に回したら本当に業界にいられなくなる
俺…………結構やばい人の娘好きになっちゃったな……



