「しぃが守りたいのは
地位や名誉、お金そんなものじゃない」

「えぇ、分かっています」

「きっと誰かを守りたいんだ」

「誰か…………って」






それって






「俺達家族のことか、それとも……」

「誰何ですか!?」

「そのうち分かるだろう」

「え?」

「しぃを取り戻してしぃ自身に聞くと良い」

「明日斗さん」

「何だ」

「俺……詩或のこと大切で大好きです」

「てめぇは俺に喧嘩売ってんのか!?」






明日斗さんに胸ぐらを掴まれ思わず逃げたくなる






「ハハッ…………喧嘩売ってます。俺いつか娘さん貰いますから」

「!!………………それは日本でトップになってから言いやがれ」

「そうします」







恭から詩或を奪う

そしていつか明日斗さんからも奪ってみせる