詩或の居ない詩或の家に俺1人で戻る
だけど叶瑠さん達は誰1人として俺を責めなかった
「詳しいことは明日考えよう。今日はもう遅いし」
「はい」
「それぞれ明日も仕事あるけど出来るだけ恭のことを聞くように」
叶瑠さんがその場を仕切って俺はこの家に泊まることになった
客室にいると
「入るぞ」
声と共に入って来たのは明日斗さんだった
「しぃのことは世瑠から聞いた」
「すみません……」
「何で架也が謝るんだ」
「俺が詩或と関わっていたから恭に目を付けられて…………」
「勘違いすんなよ」
「え?」
「しぃは強い。恭なんかに負けない。それなのに傍に居るということは何か守りたいんだと俺は思っている」
何か守りたい…………
詩或が守りたいのって一体……