「言うこと聞かないとキスするよ」
「死ね」
うん、俺頑張る……
「詩或、世瑠さん達も心配してるから」
「ただの熱…………関係ない」
「詩或!!」
「だって……」
詩或が何か言いかけたその時
「あっぶね」
詩或は倒れた
ほら、身体は熱で辛いんだろ
「議会はまた改めてしよう」
「あとは僕達がどうにかします」
「頼んだ」
詩或を抱えて世瑠さんが待っている校門に向かった
「しぃ!!良かったぁ……」
「熱で倒れましたけど」
「ほんとごめんな。架也に迷惑かけて」
「いえ…………俺は好きで詩或の傍にいますから」
車に乗り込み詩或の家へ帰宅
そして思ってもいなかった
俺も叶瑠さん達も
詩或が傍に居なくなるなんて