氷の会長





よし、次!!


走って企画室に向かう





その時



「痛ってぇな。何処見てんだ」

「すみませ………………恭先輩」




恭先輩とぶつかった

最悪だ

こんなときに






「…………架也、詩或を渡す気になったか?」

「詩或は俺のです」

「お前冗談うまいな」

「冗談じゃありません」







こんな冗談言うか


恭先輩は俺の返答が気に入らないのかすげぇ不機嫌

とにかく俺の家にいることや熱を出していることがバレたらいけない

何となくそう思った







「架也」

「…………」

「お前は俺より下だということ自覚してろ」

「お前なんか抜いてやる」




俺と恭先輩の間に見えない真っ黒な空気が漂っていたのだが




「架也、詩或はどう?寝てる?」




恭先輩に気付かず俺の後ろからその空気を割ったのは






「…………世瑠さん」