氷の会長





「ご飯作る」

「私帰るから」

「食っていけよ」

「…………帰り遅くなるし」





遅いといってもまだ午後7時




それほど遅くならないだろう





「座って。詩或は食べれない物とかある?」

「…………椎茸」

「え?」

「…………っ!!だから椎茸!!」






意外と子供っぽい回答に思わず





「ぶふっ…………やばっ…………ツボに入った 」




笑いが止まらない





「………………っ!!帰る!!」

「椎茸は入れないから…………くくっ」

「笑うな」

「だって…………可愛すぎるだろ」






詩或は怒っていたが思わぬ苦手な物で可愛く見えて仕方がない





どれだけ俺を惚れさせたら気が済むんだよ




「シチュー作るから。いい?」

「…………ムカつく」