狼と赤ずきん




空き教室に戻って来たもののさっきと変わらずやることが無くて、無さ過ぎて…また暇な時間を無駄に過ごす…

蒸し暑い真夏の日差しは黒い薄汚れたカーテンに遮られ、少しほこり臭いこの空き教室はしーんと静まりかえりただ動いている時計のカチカチといった音だけが鳴り響く


空き教室ってだけで真夏の暑さが嘘かのようにひんやりとしていて心地良い。



「・・・」

「・・・」


何か話さなきゃ……