お嬢様の恋


~屋上~

カ:「あの…話って…」

コ:「俺と付き合ってくれない??」

カ:「へっ!?」

コ:「ぶつかったときから、君のこと可愛いって思っててさ。」

カ:「無理です!!あたしには彼氏がいるんで!!」

コ:「知ってるよ。」

…はっ??

…シッテルヨ…??

カ:「じゃあなんで…」

コ:「君が可愛いから。」

……

理由になってない…

カ:「とにかく、無理です!!」

コ:「じゃあ、言ってもいいんだ??」

カ:「…??」

カラン

これって…

コ:「君とぶつかったとき、これ、割れちゃったんだけど、これが何かわかるよね??」

カ:「これ…理事長の…」

コ:「そう。理事長の鏡だよ。この鏡、世界で5つしかないんだ。」

そんな…どうしよう…

コ:「今、理事長はニューヨークに行ってるから、このことは知らないけどもし知ったら…」

カ:「…どうすればいいんですか??」

コ:「俺の家に同じものがある。俺と付き合ってくれるなら、それをあげてもいい。ただし付き合ってくれないなら…理事長に本当のこと言う。」

カ:「……。」

コ:「返事は明日まで待つから。じゃあ…」