急な出来事にオロオロしていると、冴城君は私(正確には光)の机と睦杜ちゃんの机の間位でストップ。


「おはよう田薮、小早川!」


ニパッと笑ってそう言う冴城君に、私は面食らった。


冴城君は165cm位の身長で、髪は私と光と同じ黒髪でちょっと短め。


顔立ちはバリバリイケメンってワケではないけど目が大きくって、ちょっと女装したら似合いそうだなと思ってしまった。


「おはよう、冴城君」


ボンヤリと初めて見る冴城君を眺めていると、睦杜ちゃんが彼に挨拶を返した。


あっ、いけない!私も挨拶しなきゃ!


「おはよう」