そう言えば私、光の中学の友達にあまり会った事が無い。


光はいつも外で遊ぶ方だし……光が普段どんな中学校生活を送っているのか、気になる。


それに何よりもいつも明るい光に猿みたいとまで言わせる冴城君が、どういう人なのか――――…見てみたい。


ググッと眉間にシワを寄せ、あれやこれやと思考を巡らす。


光はその間、ずっと黙って私を見つめていた。


「………分かった。ただし本当に5日間だけだよ?」


「!!ありがとう栞!恩にきますっ!」


私の答えを聞くと、目の前の妹はパァッと顔を輝かせて喜んだ。


私、バカだ……