3日前は私を抱きしめられたと思ったら、一気にどん底に突き落とされた。


だけど今度こそ、この腕は私だけのもの。


私は田薮 栞として、冴城 想兵君に愛されたんだ。


「ハイ!よろしくお願いします!」


涙をグイッと拭って笑顔を向けると、冴城君も笑ってくれた。


えへへ…♪やっぱりカッコイイな♪


「いやぁ、田薮に“冴城君が栞に告白したら、泣き虫を笑顔に変えられるよ”って言われたんだけど、緊張したわぁ」


「ハッ!?何それ、光そんな事言ったの!?」


まったく、あの子なんて事言ってんのよっ!!//////