『栞、アンタどうしたの?』


『最近テンション高かったのに、今日大人しいね』


やっぱり光の方も地が出ちゃってたのか、1週間振りに会うクラスメイト達に色々言われた。


でも私の友達も、私と光入れ替わってる事に気づかなかったんだよね……私達ってそんなに外見は似てるのか……


「ふぇっ…ヒック………」


もうあれから3日も経ってるのに、私の涙は止まる事を知らない。


どうにか泣き止もうと目を閉じると、冴城君の姿が浮かんじゃうんだ。


「会いたいよ、冴城君……」


例え勝手に好きになって勝手に失恋しても、会いたい。