泣き過ぎて息苦しくなりつつも、私は図書室での出来事を光に話した。


萱嶋君が自分を好きだと話した時もかなり驚いていた光だったが、更なる予想外の展開に硬直。


『栞、あのね……』


『ごめん………暫くアンタとまともに話せそうにない……』


何か言いたげだった光を遮ってから、土日を挟んで私達は1度も口を聞いていない。


おばあちゃんの付き添いから帰って来たお母さんが心配してるけど、あの子と話す気にはどうしてもなれなかった。


で、今日は久し振りに本来の自分の学校に“栞”として行ったのに、1日中ボーーッとしちゃうし……