何だか相談しにくい気分だったけど、光の能天気さに今は救われる。


私は箸を置いて、2人を見比べた。


「あのさ……睦杜ちゃん。今日冴城君、お昼休みから様子変だったよね……?」


「えっ?そうだね。なんか不機嫌だったよね」


「冴城君が不機嫌?あの人が?また岩本君に怒られたんじゃないの?」


能天気さ絶好調の発言をする光を、睦杜ちゃんはギロッと睨みつけた。


「光、黙ってなさい!!」


おぅあ…睦杜ちゃん迫力凄い……


怒られたのは私じゃないのに、私でさえビックリしちゃう迫力。


「すみませんでした………」