図書室で話している時、冴城君全然私と目合わせ様としてくれなかった。


どこか私に対して気マズそうで、まるで一線引いてるみたいな感じ。


なんで?私何かしちゃったのかな?


何にも心当たりが無いのにいきなり目合わせて貰えなくなるって…しかも相手が好きな人だなんて、ダメージデカ過ぎるよ………


「ただいまーー」


ドヨンとよどんだ空気を纏いつつ歩き続け、自宅に到着。


私が玄関を開けると、光が小走りでやって来た。


「アレ、栞!?どうしたの、今日早いじゃん!!」


「ああ……まぁね」


「えっ、栞ちゃん??」