「その……いきなりこんな事言われたって迷惑なのは分かってます。だけど元気で明るい、名前通り光みたいな田薮さんの事が、ずっと気になってて………」


萱嶋君の声は微妙に震えているけれど、頑張って私を見据えて言葉を紡ぐ。


「このまま何もしないで卒業とか嫌だったんで、告白したんです……」


「そ、そうなのでございますか」


「で、その……返事を聞きたいのですけど……」


初々し過ぎる萱嶋君に影響されて言葉遣いが変になってると、時間が止まった。


へ…返事?


そうだ………告白されたんだったら、返事をしなきゃいけない。