3日前にはあれだけ『学校の入れ替わりなんて……』と思っていたのに、今はまだ入れ替わりをやめたくないって思ってる。


こんな事、一体誰が想像出来たのだろうか。


「栞、もう起きた?」


「光?起きてるけど?」


「ちょっと話があるの。今いいかな?」


「いいよーー」


ネクタイの結び目を緩めていると、光がやって来た。


私の部屋に入って来た光は、ウィッグはまだだけど制服はもう私の学校の制服を着ている。


私も同様なので、私と光は互いの制服を交換しただけの状態だった。


「何?光」


「うん……あのね……」