「あのさ栞。アンタどうしたの?つい2日前のこの位の時間は憂鬱極まりないって顔してたのに、なんで今は元気になってんの?」


光のドストレートな質問に、肩が小刻みにビクリと跳ねる。


ゆっくり光を見てみると、さっきより眉間のシワが深くなっていた。


怖いですよ光さん!お願いだから私ソックリな顔で睨まないで!


「知、知らない!!きっと慣れたからだよ!!そんじゃあね!!//////」


「あっ!ちょっと栞!!」


光が呼び止めるのも無視して、私は走り続けた。


校内に入ってクツを履き替えてから、フーーーッと一息つく。