こんな事光にバレたら、絶対ギャーギャー喚きたてるよね、あの子!


睦杜ちゃんには一応口止めしとこう…他の人が言っちゃったらおしまいだけど。


軽く赤面して唇を尖らしていると、冴城君が私の顔を覗き込んで来た。


「こんな天気がいい日は誰だって眠くなるよな。オレもそうだからお仲間じゃん、田薮」


そう言ってニコッと微笑む冴城君を見て、私の顔の温度は余計に急上昇。


「次の授業寝よっかなぁ、オレ」


「えっ、ダメだよ!!」


ドキドキと、光らしく振る舞う事を忘れてしまう程の鼓動が、全身を駆け巡っていったのだった。