何と言って切り出そうかと考えていると、

「何~?どっかにいい男でもいた?」

菜緒ちゃんがからかうような口調で言ってくる。

「きゃー、それだったらすごーい!」

なぜか美波ちゃんが騒ぎだす。

そのあとも二人で勝手に盛り上がっている。

……えーっと……何か話しにくい……。

そう思ったが、いつまでも迷っててもしかたないので、とりあえず言ってみることにした。

「あー、あのさ、私、児玉くんと付き合うことになって…」