ニセモノ×初恋=??

―――そ、そーだよね……本当のカレカノになったんだから、いままでより密着度も上がってもおかしくないわけで………。


改めてそう思い、今までの児玉くんとの行動を振り返る。




「……………」




―――う、うわぁ……。あれ以上のことを………?



ハンカチ越しのキス事件とか、あれ以上のことってなると、本番のキスってわけで…。


「各務さん?」

「どわっ??」



やましい(?)ことを考えていたせいで、児玉くんに話しかけられて変な声を出してしまった。

そんな私の様子を見て、児玉くんはクスクス笑っている。



「…ぬぅ……。児玉くん、わかっててからかってるでしょ」



恨みがましい口調で言うと児玉くんは、

「ん?」

それがどうしたと言わんばかりの涼しい顔をする。



―――くっそー、悔しい。



なんて思ってると。




「……動揺する各務さんも可愛いけど、本当はオレの方が余裕ないよ」


そう児玉くんが言った直後。



「うわっ…」



繋いだ手をひきよせられたと思ったら、児玉くんの腕の中にいた。




つまり。抱きしめられている。




「こ、児玉くん?外だよ??」


誰かに見られてるんじゃないと私が慌てるも、児玉くんは私の腰と後頭部を押さえ、抱きしめたまま離してくれない。