ニセモノ×初恋=??

―――フガッ!!なっ……なっ……


「何しれっとしてんの!?」


思いがけない行動と、無駄に駄々漏れる児玉くんの色気に動揺するが、児玉くんはまだ余裕な表情のままで、


「……そのことじゃなくて?」

と聞いてくる。

「違う違うっ。クールだと思ってたけど、結構ストレートにいろいろしてくれるんだなって…」

「……いや?」

「嫌じゃないけど意外だったって、前も言った気がする……から、その色気振りまくのやめて~」


手をほどこうとしてみるが、これまたさらに意外なことに、結構力の強い児玉くんからは手を離せなかった。


それどころかさらに手をからめて、


「…言っとくけど、今までニセモノの関係だったから我慢してたけど、今度からは遠慮しないよ」


と、言った。




―――ドクン。



あまりの真剣な目線と口調に、心臓がはねるのを感じた。



―――遠慮しないって、遠慮しないって……



その言葉の意味を追及するのも何だかできなくて。



「お…お手柔らかにお願いします…」



というのが精一杯だった……。