ニセモノ×初恋=??

―――何でそんな児玉くんは余裕なんだ。

児玉くんの顔を見ながら、ちょっとむくれる。

「改められると照れるというか、なんか変な感じがするだけっ」

さっきと対してかわらない私の返事に、児玉くんは笑っていた……。





「そういえばネックレス、してないんだね」

あれからたわいもない会話をしながら駅に向かい、列車に乗って私の家の最寄り駅から歩く帰り道で、児玉くんは私にそう言ってきた。

ネックレスというのは、児玉くんからのプレゼントのことを言ってるんだろう。

「うん、何だか無くしたら怖いなと思ったらつけられなくて」

と言うと、

「無くしたらまた買ってあげるよ」

と笑った。

「そんな、あれってポンポン買えるような物じゃないでしょ」

児玉くんの言葉に私は慌てた。

児玉くんから貰ったあと、勿体なくてつけられないが、かといってしまっておくのも何だか寂しい気がしてベッドサイドに飾っていると、姉が部屋に入ってきたときにビックリされた。

姉いわく、いいお値段がするものらしく、そんなものをどうやって手にいれたのか、プレゼントされたならどんな人にプレゼントされたのかと根掘り葉掘り聞かれたのだ。

姉としては、おじさまからの援助的な、アヤシイ贈り物かと思って慌てたらしい。

今度は私が慌てて誤解を解いたのだが、そのあとしっかり児玉くんとのことを説明させられるはめになったのだが…。