ニセモノ×初恋=??

その声は団体の中から聞こえた。

「は・・・・?」

まさかそんなことを言われると思っていなかったのか、そいつはマヌケな声を出す。

「あんたのじーちゃんが偉いのはわかったからさ、もうそれ以上言わなくていいから」

すごく通る、女子の声。

「な、なんだよかがみん・・・」

ちょっと怖気づいたような声を出す、さっきの取り巻きの男の言葉に、

「国枝君のじーちゃんは頑張ってるからそりゃ偉いんでしょ」

というと、

「お、おう。そりゃそうだ」

俺に絡んでいた同じ塾の男(そういえば国枝とかいう名前だった)が少し得意げに話す。

「で?」

「え?」

女子の疑問形に、国枝も疑問の声を出す。

「じーちゃんは偉くて、あんたは何が偉いの?」

女子が言った言葉に、マヌケな顔をしていたが、

「お、おれは孫なんだよ!」

と答えた。


すると。

「ふーん・・・。孫だから何?なんかできるわけ?ただ血をひいてるってだけ?」

厳しい女子の言葉に、言葉につまる。

「かがみん、きっつー」

同じ団体からそんな言葉と笑い声が聞こえる。