同じ塾のやつに見つかるとめんどくさいので、少し急いでハナさんの部屋に入る。
「あら、樹さん、ようこそいらっしゃいました」
ほんわかと笑うハナさんの笑顔は、昔から変わらない。
早くに祖父母を亡くしている俺にとっては祖母みたいな感じもあり、仕事が忙しい母に代わっていろんな家事をしてくれていたハナさんは、母親みたいな感じもあった。
もちろん、母の事は母の事で仕事をきっちりしていて尊敬している。
ハナさんにお祝いの小さなフラワーアレンジメントを渡すと、すごく喜んで部屋にいそいそと飾ってくれた。
それからしばらく話をしていると、ドアをノックする音が聞こえた直後、
「嶋井さーん」
と声がかかった。
この施設の生活相談員の若松さんだ。
「はーい、今行きます」
ハナさんは返事をすると、
「そういえば今日は、職場見学の方が来て下さるんですって。樹さんと年が近い方々みたいですよ。相談員さんからお話聞かせてくださいってお願いされちゃってたんですよ」
と椅子から腰を浮かせた。
「じゃあ、俺、そろそろ帰ります。また近いうちに顔を出しますね」
と言って、頭を下げた。
「樹さん、本当にいつもありがとうございます」
ハナさんも俺に頭を下げてくれた。
「あら、樹さん、ようこそいらっしゃいました」
ほんわかと笑うハナさんの笑顔は、昔から変わらない。
早くに祖父母を亡くしている俺にとっては祖母みたいな感じもあり、仕事が忙しい母に代わっていろんな家事をしてくれていたハナさんは、母親みたいな感じもあった。
もちろん、母の事は母の事で仕事をきっちりしていて尊敬している。
ハナさんにお祝いの小さなフラワーアレンジメントを渡すと、すごく喜んで部屋にいそいそと飾ってくれた。
それからしばらく話をしていると、ドアをノックする音が聞こえた直後、
「嶋井さーん」
と声がかかった。
この施設の生活相談員の若松さんだ。
「はーい、今行きます」
ハナさんは返事をすると、
「そういえば今日は、職場見学の方が来て下さるんですって。樹さんと年が近い方々みたいですよ。相談員さんからお話聞かせてくださいってお願いされちゃってたんですよ」
と椅子から腰を浮かせた。
「じゃあ、俺、そろそろ帰ります。また近いうちに顔を出しますね」
と言って、頭を下げた。
「樹さん、本当にいつもありがとうございます」
ハナさんも俺に頭を下げてくれた。
