ニセモノ×初恋=??

その様子に気付いた児玉くんは、

「あ、ごめん」

と急に謝ってくる。

「いや、いいんだけど…」

「あとは?」

「あと……?私が直接言われたのはそんな感じくらいだと思う…だからあまり話さないでみたいなくらいかな」

私の言葉に少し寂しそうな顔をした。

「で、本当に婚約者とかなら、他の女の人が近くにいるのは嫌だろうなぁと私も思ったから……」

「そっか……だから、各務さんがよそよそしくなっちゃったんだね」

「うん……ごめん、児玉くんの話もろくに聞かずに……」

頭を下げる私に、

「各務さんは悪くないよ、優しいからこそでしょ」

と、言ってくれる。


その優しい笑顔に、胸がキュウ……となった。



―――やっぱり、私、児玉くんが好きなんだ……。



パーク内のライトに照らされる児玉くんを思わず見つめた。