ニセモノ×初恋=??

「…本当にそれでいいの?」

「いいのいいの。まさか児玉くんも、ニセモノの頼んでたら本気になられてしまったとかうざいでしょ」



「「……………。」」


二人は黙っているが、あまり納得してなさそうだ。


「どうして沙菜はそんなことになるとネガティブなの?」

菜緒ちゃんの表情は少し悲しげで。

「女の子扱いされなかったからかね、ま、自業自得だけどさ」

「……もっと自信持っていいと思うよ。私だったら沙菜みたいな彼女欲しいもん」

「何そのフォロー」

思わず苦笑する。


二人の優しさがありがたかった。


だからこそ、二人に心配かけたらいけないなと思って。



「ちゃんと、児玉くんと接するようにするよ。逃げずにさ。私らしくないもんね」



と、決心した。



きっと、大丈夫。


あさってから夏休みだから、その休みがあけたらきっと、普通にできるはずだ。