ニセモノ×初恋=??

「どーして……」

「どうして?うちらが沙菜が嘘ついてるの、わからないと思ってた?嘘つくの苦手なくせに」

「沙菜が言いたくないならって、言えるようになるの待とうと思ったけど、最近の沙菜は見てらんないよ、辛そうで」


菜緒ちゃんと美波ちゃんから告げられる言葉に、唖然とする。



―――そんなに態度に出てたんだ……。



「沙菜?」



自分が情けなくなってしゃがみこむ。


たかだか自分の感情に振り回されて、周りに迷惑をかけて。


ウソにウソを重ねて、周りに心配かけて。


「何やってんだろ、私……」


友達が気付いてしまうくらい、情けない状態だったんだ。




「ごめん、二人とも……」


二人に謝ると、

「謝ってほしいんじゃないから、謝らなくていいよ」

「そうそう。言いたくないとか言えない事情があるのはわかるんだけど、やっぱり心配なんだよ」


優しくそう言ってくれる。