人の声がして、私は慌てて児玉くんから離れた。
声のした方を見てみると、そこにいたのは、
「薫……何でここに?」
二階堂さんが、そこにいた。
他校の生徒がここにいることにびっくりだが、二階堂さんが現れたことでさらに驚いたのと、現実にかえった。
―――何やってんだ、私!
急にさっきの児玉くんに抱き寄せられたのを思いだし、それを見られたことにとてつもない後悔が押し寄せた。
―――よりによって、二階堂さんに見られるなんて!!
二階堂さんを悲しませないためにもこの関係、やめようと思ったのに、さっきは振りほどこうともしなかった自分が嫌になった。
そんな私達に近付いてきた二階堂さんは。
「樹、迎えにきちゃった!」
と、私なんか視界に入らないみたいに、児玉くんに抱きつく。
「ちょ、何すんだ!!」
慌てて引き離そうとするが、二階堂さんはきっちり抱きついていたらしく、簡単には離れなそうであった。
そんな光景を見ると、
―――あー、やっぱりこの二人、美男美女で似合ってるわ……。
なんて思いが、自分のなかをグルグル回る。
相変わらず二人の攻防は続いているし、まるで私なんかいないみたいな態度だ。
―――もう、いいでしょ。
「じゃあ、児玉くん、今までありがとう」
頭を下げて、その場から走り去る私。
後ろから児玉くんが私を呼ぶ声がしたが、振り返らなかった。
声のした方を見てみると、そこにいたのは、
「薫……何でここに?」
二階堂さんが、そこにいた。
他校の生徒がここにいることにびっくりだが、二階堂さんが現れたことでさらに驚いたのと、現実にかえった。
―――何やってんだ、私!
急にさっきの児玉くんに抱き寄せられたのを思いだし、それを見られたことにとてつもない後悔が押し寄せた。
―――よりによって、二階堂さんに見られるなんて!!
二階堂さんを悲しませないためにもこの関係、やめようと思ったのに、さっきは振りほどこうともしなかった自分が嫌になった。
そんな私達に近付いてきた二階堂さんは。
「樹、迎えにきちゃった!」
と、私なんか視界に入らないみたいに、児玉くんに抱きつく。
「ちょ、何すんだ!!」
慌てて引き離そうとするが、二階堂さんはきっちり抱きついていたらしく、簡単には離れなそうであった。
そんな光景を見ると、
―――あー、やっぱりこの二人、美男美女で似合ってるわ……。
なんて思いが、自分のなかをグルグル回る。
相変わらず二人の攻防は続いているし、まるで私なんかいないみたいな態度だ。
―――もう、いいでしょ。
「じゃあ、児玉くん、今までありがとう」
頭を下げて、その場から走り去る私。
後ろから児玉くんが私を呼ぶ声がしたが、振り返らなかった。
