ニセモノ×初恋=??

とそこへ。


「各務さん、どうかした?」

「どわっ!?」


頭上から聞こえた声にビックリして、変な声を出してしまった。

そこにいたのは、私の頭を悩ましてる児玉くん本人で。

私があまりにも驚いたせいか、児玉くんまでビックリした顔をしている。


―――ビックリした顔まで整ってますことー!!


わけのわからん叫びを心の中であげたせいか、

「どうしたの?」

再度聞かれてしまった。

「いえっ、何でもないです!」

あわてて否定すると、

「そう?やけに慌ててるけど」

と笑われた。


その笑った顔がかわいくて。

いろんな感情が混ざり、さらにドキドキした。


「もうあの本をなおしたら終わるから、そしたら帰ろうか」

「うんっ」


児玉くんの言葉に、全力で頷いた。