ニセモノ×初恋=??

「わかってるよ、そんな当たり前のこと」

あまり前過ぎて笑ってしまったが、腕が緩んだのを感じたので笑いながら顔をあげてみた。


が。


「……っ……」


見上げた児玉くんの顔が凄く真剣で。


一瞬にして眠気なんて吹き飛ぶ。


「あ…えーと…どうかした?」

間近で見る整った顔の真剣な顔は迫力があって。




―――た、耐えられん!!

そう思った私は、寄りかかる形で抱え込まれていた体制から勢いよく逃れ、

「あ…アイスクリームあるから持ってくるよ」

とたちあがろうとした。

だけど。


「だめ」


またそう言われて引き戻された。

立ち上がろうと中腰の姿勢だったので、バランスを崩してしまい、今度は児玉くんの膝の上に座ることになってしまう。