ニセモノ×初恋=??

「あ、ありがとう。ごちそうさまでした」

部屋に入ると、児玉くんも普通に戻っていた。

「よかった、笑い終わってて」

ちょっぴり嫌みを言ってみると、

「おかげさまで」

と意味深に微笑まれた。

そして、自分が座っているところの横のクッションをぽんぽん、と叩き、

「疲れたでしょ、座って座って。って俺の家じゃないけど」

と私に座るように促してきた。

とりあえず、それに素直にしたがって座ってみた。


だが。



「………児玉くん、何だか……近くない?」



そう、突っ込まずにいられない距離だった。

さっきご飯の時に座っていたときはローテーブルを挟んで、向かい合って座っていたのに、今は真横に児玉くんがいる。


「うん?」


それがどうした?と言わんばかりの雰囲気で、児玉くんはにこやかな表情だ。


とりあえず、すぐとなりに綺麗なイケメン属がいることはあまり意識せずに、せっかく二人でいるから、いろんな話をしてみることにした。