ベッドの上で、その出来事を思いだし。



赤面するのを止めるすべなんかなかった。





あのあと帰るときも何だか足元がふわふわというか、変な感じで。


列車の時間があったから帰る事になったが、ふと気が付けば手を繋いで駅に向かっていた。


今まで一緒に帰っていたけど、手を繋いではいなかったので、何で今日に限って、と突っ込んでみたがさらりと流され、結局児玉くんが駅で降りるまで繋いでいた。



―――キャラかわりすぎでしょーよ、児玉くん……。


最初に抱いていたクールってイメージはどこにいったのか。


そもそも、何で私に本当の恋愛しようとか、好きになってというのか。


さっぱりわからなかった。