ニセモノ×初恋=??

席についてる私と、立ってる井ノ上。

何となく変な感じがしたが、しかたないのでそのまま話始めることにした。

「早速だけど。何で避けてるわけ?」

ストレートに質問すると、井ノ上はさっ、と顔をひきつらせ、

「なっ……」

と言葉に詰まった。

一瞬にして、井ノ上の耳が赤くなったのがわかる。

井ノ上の答えを聞こうと、黙って目を見つめた。

だが、それ以上の言葉はなかなか出てこず。

時間だけが過ぎていく。