「それでね……はあ」
「なんだ!琴音、楽しそうじゃん!」
由希ちゃんと帰る楽しい時間。
「ちょっと、ちょっと!!私は大変なんだよおお」
七瀬くんが隣の席になってから、時間はなぜかあっという間にすぎていった。
あの後も……
「ねえねえ、琴音ちゃん!琴音ちゃんいい匂いする。」
「え?えっと、洗剤の香りかな?アハハ」
「くんくん、いい匂いだあ!」
ち、ちかい!しかも私を嗅がないでくれ!
ドキドキが、顔がほ、ほてる!
……
「みたいなことがあってね……」
「七瀬ってそんな性格なんだね(笑)」
「もう私は心臓がバクハツしそうだよ……」
「琴音ったら(笑)!!!!ほかはないの??」
「あ、あとね……」

