俺はいつものように三人で歩く。

笑ながら。

でも、気づいてる。

君がふいに見せる寂しそうな顔。

はじめが見せる…な顔も。

全部全部気づいているんだ。

俺はわがままだ。

捨てたのは、俺なのに。

まだ、君にすがりついてる。

俺を助けてくれた君にまた

助けをすがってる。

俺は君を助けられなかった。


助けようともしなかった。

でも、君は

それでも、俺のことを見放さなかった。