〜Side 大貴〜

偶然なのか、必然なのか。

大好きな彼女と、芸能界で

再会した。

俺が、ひどく傷つけた人。

弱虫だった俺は、自分を守ることで、

必死だった。


君のつよがりにも気づけず、

最後には、君を捨てた。

『まじかぁ、…友達になろう?』

微かに震えた声で、


笑顔で彼女は言った。

辛くて、弱虫な俺は

泣いて嗚咽しながら、

俺は一言、うん。って答えた。