隣の窓には

こんなあたしだけど……恋はしてみたい。

だからわざわざ遠い学校まで来た。
でも同い年は興味ないので三年校舎で彼氏候補探し。

だけど………

「何?あの子。…確か二年で噂になってる子だよね…?」
「あぁ!!可愛いって有名の!!」
「なぁにぃ~?三年のとこまで来てモテに来たのぉ~?」
「はぁ!?キモ!!」
「意味わかんないんだけどぉ~」

………やっぱり…。

昔の言葉がよみがえってくる。

(…やっぱり変わらない!!やだ…やだ…やだ!!)

涙が溢れてきそうになる。

(ここに……ここに居たくない!!)

そう思い、全力で階段を昇ろうとした。

ドンっっ!!!!

「キャッ…!!」
バランスが崩れそうになる。
「とぉあっっ!!」
後ろから誰かに支えられた