「んでさ、あの教授はああ言ってたけど、俺は違うと思ったから答案用紙にチキンカレーレシピを事細かに書いて提出したの。そしたらさ、その部分だけ満点で。コメントに“差し入れ期待”とか書いてあって。話分かるやつじゃんって見直したんだよね」
「え?いきなり情報量すごいんだけど・・・なに、まずテストの答案用紙にカレーの作り方を書いて提出したの?確か・・・建築構造系のテストだったよね?関係ないにもほどがある内容じゃない?どうしてそれが満点なの?」
「わかんない。採点しすぎで疲れたから俺のレシピに癒されたんじゃない?ちゃんと図も書いたし」
その解釈の方がよくわからない。さすが斉藤くん・・・
でも話が長くなっちゃいそうだし、あえてここはつっこまないでおこう。
「ところで松本はここで誰を待ってんの?」
「え・・・」
世間話で終わると思ってたのに、核心をつくような質問にドキッとする。
「もしかして、最近松本が可愛くなった原因をつくった人?」
「はいはい」
またからかうんだから。
「俺、本気で言ってるんだけど。いつも冗談ばっかだけど、今の質問は本気」
「え?いきなり情報量すごいんだけど・・・なに、まずテストの答案用紙にカレーの作り方を書いて提出したの?確か・・・建築構造系のテストだったよね?関係ないにもほどがある内容じゃない?どうしてそれが満点なの?」
「わかんない。採点しすぎで疲れたから俺のレシピに癒されたんじゃない?ちゃんと図も書いたし」
その解釈の方がよくわからない。さすが斉藤くん・・・
でも話が長くなっちゃいそうだし、あえてここはつっこまないでおこう。
「ところで松本はここで誰を待ってんの?」
「え・・・」
世間話で終わると思ってたのに、核心をつくような質問にドキッとする。
「もしかして、最近松本が可愛くなった原因をつくった人?」
「はいはい」
またからかうんだから。
「俺、本気で言ってるんだけど。いつも冗談ばっかだけど、今の質問は本気」

