「おねぇちゃん。ここの計算がね…。」 添付ファイルのおかげで重くなってしまったメールが確実に送られたことを確認すると、亮が算数のプリントをもって来た。 ちゃんと分からないところは聞いてくれるから、そこは安心できる。 「この問題出来たら、寝ようか。」 そういって亮の算数を見ていたらスマホのバイブレーションには気づかなかった。