不器用な恋の仕方。


「おい、着いたぞ。」


あれから、なぜ新山が私だけに優しくないのかずっと考えていた。


別に、私が新山に何かした訳じゃない。



反対に彼奴が私に何かしてきた。


「おい、買わないのか?」


「あ、うん。買う。新山は?」


「俺は甘い物は嫌いだ。」


「あ、そう。」


新山の好みはそこまで興味は無かった。