ヘドロの黄色いたんぽぽ



私は、恥ずかしくなり
少し早歩きで教室にむかった。


角を曲がろうとしたら、

ガゴッ!!

りあは誰かにぶつかってしまった。


すみません。すみません。
すみません。

りあは、頭を下げ何回も謝る。


そんなに謝らなくていいよ。
男の子の少し高い声だった。

どこかできいたことある....。

そう思いながら、頭を上げ見てみると
にこにこ笑顔の金髪の男の人が立っていた。

(うわぁ、可愛い。男の子の服装だから男の子ですよね??でも...こんな簡単に許してくれる人...ここにいたんだ....。)


りあは、ボーとその可愛らしい
男の人を眺めたいた。


おーい。陸何してんだ??

後ろから、声がした。