その瞬間、あたしはなにが起きたかわからなくなったの。 「…… ゆうきくん?」 「……。」 あたしは教室の壁に背中をつけてて、 ゆうきくんはあたしに向かいあって壁に両手をつけてる。 それであたしは、ゆうきくんの両手の間に顏がある。 これって…野いちごでも有名な…。 「ゆうきくん、もしかして……あたしに壁ドンしてるの?」