「ゆ、ゆうきくん、うますぎるよ。」 「…そうか?」 「うん。ゆうきくん、ただでさえカッコいいのに、絵までうまいとか…。 完璧だね。あ、あと賢いよね、ゆうきくんは。」 「……褒めすぎ。」 「ゆうきくん、いいとこしかないね。あたしなんかと大違い。」 あたしはそっぽ向いてるゆうきくんの顏を覗き込み、微笑んだ。 するとゆうきくんが、あたしの方にいつもの冷たい目を向けた。